ひとひらの日記

日々の暮らし、思うこと

不思議なはんこ屋さん~山本印店との出会い

こんばんは。

今日は暑い一日でした。

お体、大丈夫ですか。

 

お墓参りに行きたいと思いつつ

お墓のある所は、最寄り駅から車で2、30分かかるので

タクシーの運転手の方は、県外から来たお客を乗せるのはいやかもしれないと

躊躇してしまいます。

 

お墓参りと言えば

「不思議なはんこ屋さん」として知る人ぞ知る

山本印店の店主、山本桃仙さん。

 

はんこを作る、はんこ屋さんなのですが

こちらではんこを作ってもらうと

仕事が成功したり、子供を授かったり、運が良くなる、

 

そして、桃仙さんは、お客さんが使っていたはんこを見ると

その人のご先祖様の訴えていることがわかり

知る由もない、その方のことがわかる、

 

そんなふうに評判になり

行列のできるはんこ屋さんになったそうです。

 

お体を壊されてからは

一日数人の予約制になり

前日に予約の電話をするのですが

電話がつながらず、予約はすぐに埋まってしまうそうです。

 

私が初めて山本印店さんに伺ったのは

遠方に住む友人から、予約が取れたので代わりに行ってほしいと

頼まれたときです。

 

20年くらい前だったと思いますが

初めてお会いする桃仙さんに

私はちょっと緊張して、怖いように感じていたと思います。

 

友人から、聞いてほしいと頼まれたことを

桃仙さんにたずねると

「そんなこと、わかるわけない。ただのはんこ屋なんだから」

と言われ、困ってしまいました。

 

と言いつつも、友人のことをいろいろ話してくれました。

 

はんこを作らなくても

桃仙さんに私のことも尋ねてよいとのことでしたが

私ははんこを作らないのに聞くのは申し訳ない気がして

何も聞きませんでした。

 

お話が終わり帰ろうとした時

桃仙さんがふいに私に向かって

「親のことだけ考えなさい。それがあなたの生きがいになるから」

と仰ったのです。

 

その言葉を聞いて、胸にうっと来るものがあり、涙があふれました。


桃仙さんは

「わかるでしょ」と仰り

「これを言う(聞く)ために来たのかな」と

独り言のように仰っていたのでした。

 

その後、十年以上経って

桃仙さんにはんこを作っていただくことになります。

その時のお話は、また今度させていただきたいと思います。

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桃仙さんの本です。

今日、横田滋さんご家族の会見をノーカットで拝見しました。

www.youtube.com

異様な雰囲気を感じて、動悸がして背中に冷たいものが流れました。

息子さんお二人は、政権に取り込まれてしまったのですね。

 

横田滋さんは、どんなことをしてもめぐみさんを取り戻したいとは思っても

戦争は望んでいないと思います。

平和的な手段での救出、帰国を望まれていたはずです。